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< 油 について & それぞれの油脂の特徴 >

紀元前5000年にはすでにオリーブの栽培がされており、モーゼの時代にも香油の浸出油としてオリーブが使われていました。

以来、植物油、ハーブは人々を病から救い、また、健康のもととして愛用されてきました。

しかし、

近年、この100年以内でしょう、化学の発達により化学薬品が発明され、それに副作用があるにもかかわらず、

その安価さ、便利さと速効性、

更には人類のエゴイズムが加わり、

本来は大切にしなければならないこれら植物油やハーブは迷信のように扱われ、

それらの本質が見失われて来ました。

未精製油 と 精製油

固定油

炭素(炭化水素)原子の結合

不飽和脂肪酸 (柔らかい油)

飽和脂肪酸 (固い脂肪)

いろいろな植物オイルについて

アーモンドオイル

ココア(カカオ)バター

ヘーゼルナッツオイル

アプリコットカーネル

ココナツオイル

ヘンプシードオイル

アボカドオイル

サフラワーオイル

ホホバオイル(ワックス)

ウォールナッツ(くるみ)オイル

シアバター(生シアバター)

マカダミアオイルローズヒップ

オリーブオイル

セントジョーンズワート浸出オイル

レッドパームオイル

 

月見草油(イブニングプリムローズオイル)

 

キャスターオイル

椿油(カメリアオイル)

 

 

なたね油(キャノーラオイル)

 

カレンデュラ浸出オイル

パームオイル

 

 

パームカーネルオイル

 

ククイナッツオイル

ビーズワックス

 

グレープシードオイル

ピーナツオイル(落花生油)

 

(注:カーネル=核=種=kernel=seed=nut  厳密には少し違いますが。)

頁の最初へ

−未精製油 と 精製油−

私たちの身の回りの植物油は精製されたものが多いです。

 

原産地あるいは後進国では未精製を使い、先進国では精製品を多く使います。

 

例をとりますと、

アフリカやアジアの原産地では赤いパームオイルを単にパームオイルといいます。

先進国では赤いパームオイルを精製して白くしたものをパームオイルといい、

原料である赤いパームオイルをレッドパームオイルといって区別します。

 

精製をしていないパームオイル(赤いパームオイル)は

カロチンを多く含み、ビタミンAを補給してくれます。

地肌の老化防止、傷の修復、地肌の若返りの効用があります。

しかし、精製されて白くなったパーム油には

そのような効用はほとんどありません。

 

このようなことはどの植物油にも言えます。

弊社の推奨する生シアバターには効用成分は11%含まれますが、

精製されてしまえば、効用成分は2%に減ってしまいます。(弊社調べ)

ヤシ油も未精製のものには

火傷の治療、抜け毛や白髪の予防、腎臓結石の溶解作用などがありますが、

精製されたものにはこの作用はほとんどありません。

 

マッサージやアロマセラピーには精製された植物油は適しません。

 

しかし、

このように精製されたものばかりを好んできたのは私たちです。

これを私はある意味で現代病と思っています。

 

精製したものは見た目がきれい。手に取るとクリームのようだ。
ざらざらしない。いつ買っても、色は同じ。硬さもおなじ。

このような表面的なことだけに私たちは目を向けてしまいました。

 

あらためて、油脂の本当の良さを体感しませんか。

 

 

−固定油−

植物油は総称として固定油といわれます。

揮発性が少ないために、布や紙などににじんで永続的にしみを残します。

これに対して精油は揮発性があるためにしみ込んでも気化し、

成分や色だけを残します。

 

この固定油はアルコールには溶けず、エーテルには溶けます。

また、精油は固定油に溶け込みます。

 

厳密には固定油は15度で液体のものを「油」といい、個体のものを「脂肪」といいます。

 

「油」と「脂肪」は

グリセリンと有機化合物である脂肪酸とで構成されます。

 

この脂肪酸は炭素と炭素をつなぐ鎖を持っています。

 

−炭素(炭化水素)原子の結合−

原子とは物質の基本的構成単位で、化学元素としての特性を失わない、最小の微粒子。

原子核とそれを取り巻く一個または複数個の電子からなり、大きさは約一億分の一センチです。

 

炭素と炭素をつなぐ鎖がいくつかの2重結合を持っているものを「不飽和脂肪酸」といい、

2重結合を持たないものを「飽和脂肪酸」といいます。

 

C=C 2重結合 「不飽和脂肪酸」

   C−C 単結合  「飽和脂肪酸」     

−不飽和脂肪酸 (柔らかい油)−

パルミトレイン酸 オレイン酸 リノール酸 リノレイン酸 アラキドン酸 チムノドン酸

 

植物油には不飽和脂肪酸を多く含んでいるものが多く、私たちの健康には欠かせません。

このうち リノール酸とリノレイン酸は人体内で製造できないので、

食物として足らなければならない脂肪酸として必須脂肪酸といわれています。

 

酸化しやすい

全体的に柔らかい石けんを作ります。

(※ オレイン酸は酸化しにくく、固い石けんを作るが溶けやすい)

−飽和脂肪酸 (固い脂肪)−

カプリル酸 カプリン酸 ラウリン酸 ミリスチン酸 パルミチン酸 ステアリン酸 アラキン酸 ベヘン酸 リグノセリン酸

 

酸化しにくい

全体的に固い石けんを作ります。


 

<以下の「外用治療特性」「経口治療特性」等は未精製油に限りる。>

 

スィートアーモンドオイル

元々中東原産で現在は地中海沿岸、カリフォルニアなどの暖かいところで栽培されている。

ギリシャで栽培されていたものが、8世紀にフランスへ、16世紀にイギリスへ伝わった。

キャリアオイルとして最も使用されている。

ピーチカーネルオイル、アプリコットカーネルオイル、ヘーゼルナッツオイルと化学的、物理的によく似ている。

腐敗しにくい。

含有ビタミン

A B1 B2 B6 E

外用治療特性

皮膚軟化作用  乾燥軽減   滋養   炎症の鎮静   鎮痛  湿疹によるかゆみの軽減   

乳児の臀部の炎症を緩和  日焼けによる炎症止め

経口治療特性

血中のコレステロールを下げる

石けんへの使用

10%〜30%の配合

皮膚の柔軟作用

保湿力のあるきめの細かい泡立ち   

化粧品としての使用

皮膚の柔軟剤として多くの医薬品や化粧品で使用されている

 

アプリコットカーネルオイル(西洋あんず)

中国原産。南ヨーロッパから中東へ。そしてアメリカへ。南フランスでも多く栽培されている。

化学的にはスイートアーモンドオイルとよく似ている。

外用治療特性

皮膚柔軟作用  皮膚の保護  皮膚への吸収が速い  湿疹のかゆみ止め  乾燥、老化止め

経口治療特性

血中のコレステロールを下げる

石けんへの使用

10%〜30%の配合

洗髪用  皮膚の柔軟作用  

保湿力のあるきめの細かい泡立ち

化粧品としての使用

皮膚柔軟作用があるのでクリームなどに使用されている

 

アボカドオイル

アメリカ原産(熱帯 亜熱帯)  15世紀にヨーロッパへ。 スペイン、中東でも栽培されている。

品質保持性がある。

有効成分が沈殿することがあるので、冷蔵庫保存はしない方がよい。

含有ビタミン

A B1 B2 D

含有ミネラル

カリウム カルシウム ナトリウム リン 硫黄 銅

外用治療特性

育毛作用  皮膚柔軟  皮膚への浸透性がよい 保湿、柔軟  シワの予防  乾燥予防

経口治療特性

消化が良い  胃腸の不調 便秘薬 肝臓、胆嚢の治療薬

石けんへの使用

育毛作用  皮膚柔軟  皮膚への浸透性がよい 保湿、柔軟  シワ、乾燥の予防

化粧品としての使用

20%前後まで

皮膚柔軟  皮膚への浸透性がよい 保湿、柔軟  シワ、乾燥の予防

泡の優しい石けん 柔らかい石けん

その他

生シアバター:アボカドオイル:太白セサミオイル:ホホバオイル=2:1:1:1 で日焼け防止剤となる。

実をすりつぶし、フェイスパック10分で、汚れや角栓除去と潤いを与える。

 

ウォールナッツオイル (くるみ油)

氷河期以前からある植物で、中国、ヒマラヤ、東ヨーロッパなど原産。

最大の生産国はアメリカ、フランス。

含有ミネラル

カルシウム カリウム ナトリウム マグネシウム 鉄 金 銅 硫黄 リン 亜鉛 マンガン

外用治療特性

頭皮、皮膚のかゆみ ふけ  火傷  湿疹 日焼けの治療

経口治療特性

腎臓結石 動脈硬化 貧血症 心臓強壮 足のむくみ 下痢  喉の痛み

石けんへの使用

8%まで

ふけ取り洗髪 日焼け 皮膚軟化

化粧品としての使用

ヘアケア スキンケア

 

オリーブオイル

紀元前5千年以上の歴史のあるオイル。

オリーブオイルにミルラ、サトウキビ、シナモンなどを混ぜて、神の儀式に香油として使われた。

国連旗もオリーブをシンボルとしている。

地中海地方原産。 オリーブの木の樹齢は数百年ほどあることもある。

低温で凝固する。

エクストラヴァージン、ヴァージン、ピュア、ポーマスというランクがある。ポーマスは溶剤で抽出されるので、食用、化粧用には使用すべきではない。ポーマスに発ガン性があると報じられたこともあり、安全性に疑いがある。

外用治療特性

火傷 ねんざ 打ち身 打撲 虫刺され かゆみ止め 皮膚収れん効果 殺菌作用 歯槽膿漏の歯茎マッサージ 皮膚柔軟 シワ予防

経口治療特性

血圧降下  コレステロール低下作用  肝臓障害減少と胃酸過多減少  便通を良くする  糖尿病予防  骨粗鬆症予防  胆石にはEXVオリーブ油を5ml/1日を飲むと、痛みがとれ、胆石が小さくなってゆきます。

石けんへの使用

エキストラヴァージン、 ピュアを用いる。 固まりにくく、泡立ちが悪い。 他の油脂と混ぜて使えば、しっとりとした泡立ち。

オリーブ単体で石けんを作るとトレースが出るのに24時間以上かかる。ビーズワックスやステアリン酸を配合することでトレースまでの時間が大幅に短縮される。

化粧品としての使用

皮膚軟化作用 整髪料

 

キャスターオイル (カスターオイル/ひまし油)

インド原産。 中国、地中海沿岸、ロシア、ブラジルで栽培される。

非常に粘度がある。

外用治療特性

腰痛、胸膜痛、神経痛の緩和 抜け毛の防止 できもの治療

経口治療特性

便通を良くする  下剤としても用いられる

石けんへの使用

15%まで

皮膚がしっとりし、洗髪にはさらさら感が出る  泡の持続性

化粧品としての使用

整髪料

 

カレンデュラ インフューズド オイル (マリーゴールド浸出油)

主に花と萼を乾燥させたものをオリーブオイル等に浸出させたもの。

 

カレンデュラは別名マリーゴールド。聖母マリアの名前に由来するキク科の植物。

地中海沿岸原産。

 

古代から、医薬品の一つとされていた。

腐敗しにくい。

 

禁忌なし。

浸出方法

こちらを参照

民間療法特性

発汗作用、抗炎症、抗出血、止血、通経、怪我治癒、打撲、切り傷、静脈瘤、歯茎炎症、痔、潰瘍

火傷、湿疹、アトピー

経口治療特性

胃腸障害、十二指腸潰瘍、消化不良、胆嚢不良、無月経、月経困難、

抜糸後のマウスウォッシュ剤として使われていた。

石けんへの使用

抗炎症、打撲、湿疹、アトピー

化粧品としての使用

皮膚の収れん、アレの修復、皮膚柔軟、清浄効果、角質除去、整肌

 

ククイナッツ

ハワイの州木。

リノレン酸、リノール酸を多く含む。

皮膚への浸透性がきわめて良い。

禁忌なし。

ハワイでは潮風や日差しからの皮膚の保護に使われてきた。

外用治療特性

湿疹、ニキビ、日焼けによる炎症、乾燥肌、シワの予防、皮膚の保護、痔

経口治療特性

 

石けんへの使用

泡の肌へのタッチが非常によい

化粧品としての使用

日焼け止めクリーム、スキンケア効果大、

 

グレープシードオイル

原産地:アメリカカリフォルニア、フランス、スペイン、イタリア

ワインを作り、後に残った種を砕き、圧搾して取り出します。

種には油が少ないので低温圧搾のグレープシードオイルはありません。

保存性が良く、ほとんど無色で味もほとんど無し。

高品質の潤滑油として使われることもある。

食用としては消化が非常に良く、コレステロールもほとんど含まれません。

必須脂肪酸のリノール酸を多量に含む。

禁忌なし。

 

外用使用特性

皮膚はサテンのようにさらさらします。アレルギーを起こさない。角質の保護。皮脂腺の活性化

経口使用特性

高血圧症や動脈硬化症の人の料理に向く

石けんへの使用

10〜15%以上では固まりにくい。さらっとした洗い上がり。

化粧品としての使用

スキンクリームの基材としてとても良い。

 

ココアバター(カカオバター)

原産地:中央アメリカ、南アメリカ(現在は中央アメリカ、南アメリカ、西インド、西アフリカ、ジャワなど

シアバターと同じ固形油

豆をロースト、高温圧搾絞り3

融点:33度C〜35度C

お茶の様に少量のカフェインを含むので、お茶程度の刺激がある。

ココアアレルギーの人は使用しないこと。

動物性油脂や他の植物油で模造品が作られているので、購入は信用あるところで。

外用治療特性

口元のシワ、目元のシワ、首のシワなどのトリートメント

経口治療特性

体温で融けるので、座薬、膣座薬の基材。軟膏基材。

石けんへの使用

石けんを硬くする。皮膚の保湿。

化粧品としての使用

口紅、練り口紅、クリーム。乾燥を防ぎます。

 

ココナツオイル

ヤシ科:ココヤシ(和名)の油、コプラ。

マレーシア、ポリネシア、アフリカなどで採れる。現地では未精製がほとんどであるが、日本では未精製は手に入りにくい。

インドでは未精製がアーユルヴェーダに使用されている。

外用治療特性

火傷、抜け毛等に効果があるがこれは未精製油に限る

経口治療特性

腎臓結石の溶解、心臓および循環器の治療に効果があるが、未精製油に限る

石けんへの使用

泡立ちの非常に良い石けんを作り、出来た石けんは硬い。

健康肌には20%くらいまで使用できるが、カプリン酸、カプリル酸を他の油脂より多く含むので、

敏感肌には向かない。15%くらいまでが使用の限度。アトピーなどには使用しない方がよいと思われる。

白色の石けんはほとんどヤシ油を使う。

泡立ちは良いが、健康肌であっても、ココナツオイルだけの石けんを使い続けると、乾燥肌になりやすい。

 

シアバター

原産地:西アフリカのサハラ砂漠以南 ブルキナファソ、コートジボワール、ガーナ、ナイジェリア、トーゴーなど

 

アボカドに似た小さな実の中にあるナッツから採れる。

シアの実は樹齢25年〜30年以上の木になるので、農園を持って栽培することはありません。すべてがサバンナに自生する

自然の木から実を取ります。

種を天日した後、ローストし、砕いたものをボイルして、シアバターを取り出します。これが伝統的なロウシアバター

(生シアバター)の製法です。溶剤は使いません。これはオーガニックと言えるでしょう。

不鹸化物をロウ(生)シアバターは約11%と非常にに多く含むが、精製されたものには2〜3%しか含まれない。

 

ロウ(生)シアバターはケインズが日本で初めて輸入販売した。

含有ビタミン

A、D、E、F 中でもEを多く含む

外用特性

コラーゲン生成の活性、皮膚の保護、シワ防止、乾燥防止、湿疹とアトピー改善、火傷の治療、紫外線防止、キューティクルの保護:整髪料、まつげ用クリーム。

経口特性

西アフリカでは料理にも使用する

石けんへの使用

石けんを固くし、上記外用特性を持つ

化粧品としての使用

保湿、乾燥肌、シワ防止、コラーゲン生成の活性、風呂上がりのクリーム、お化粧の下地
現地ではブライダルパックとして、生シアバターに蜂蜜やクレイを混ぜたものを、2〜3分肌にパックする。
ホホバ、オリーブなどと混ぜてもよい。

頭髪だけではなく「まつげ用クリーム」としても使用出来る。

 

セント ジョーンズワート インフューズド(浸出) オイル / ハイペリカム オイル

ハイペリカム(セントジョーンズワート)は観賞用として、最近、園芸店などで売られている。

ハイペリカムの原産地:イギリス、フランス

ハイペリカムのエキスをオリーブオイルやスイートアーモンドオイルに浸出したもので、油脂の持つ効用に加えて、ハイペリカムの効用が加わったもの。

花だけを浸出したものは紅色をしているが、花、葉、茎を浸出したものは黄金色をしている。花、茎、葉すべてに効用成分を含む。

過剰な使用は避ける。

外用治療特性

皮膚の軟化、あかぎれ、しもやけ、ニキビ、神経組織の破損した傷に有効、神経痛、座骨神経痛、日焼け、火傷、痔、痛風、リュウマチ、傷、じんましん、ヘルペス

経口治療特性

白人には光感作用があることがある。

石けんへの使用

鎮静、ニキビ、殺菌、肌の収れん

化粧品としての使用

鎮静、ニキビ、殺菌、肌の収れん

 

月見草油(イブニングプリムローズオイル)

待宵草の種から取れる。

原産地:中国、アメリカ、カナダ、イギリス

外用治療特性

アトピー、湿疹、日焼け、火傷、炎症鎮静

経口治療特性

ぜんそく

石けんへの使用

炎症鎮静、ニキビ、アトピー、湿疹 5%くらいまで

化粧品としての使用

クリーム、マッサージなど炎症鎮静、ニキビ、アトピー

 

パーム オイル

原産国:マレーシア

アブラヤシの実(フルーツ部)から採れた油は真っ赤な色をしています。これはレッドパームオイルもしくはパームフルーツオイルと呼ばれ、それを精製したものがパームオイルです。

 

ほとんどありません。

石けんへの使用

石けんを硬くする。泡立ちを抑える。融点の高いものと低いものがあるが、あまり変わらない。

石けんには最高で60%位まで。

化粧品としての使用

 

 

パームカーネルオイル

パームカーネル油はアブラヤシの核から採れる。(ヤシ油はココヤシから採れる。)

アブラヤシは実が小さく、ココヤシは実が大きい。南方から海を流れてたどり着くのはココヤシです。

原産地:ナイジェリア、西アフリカ、インド、ブラジル

食用としても使用されている。

石けんへの使用

泡立ちを良くする。硬くする。ココナツ油と似た性質を持っているが、ココナツ油に比べて

地肌への刺激は少ない。

 

ビーズワックス(蜜蝋)

原産地:日本、中国、アフリカ、オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパ他

ミツバチが蜂蜜を巣に貯蔵した所のフタ。

蜂蜜を取り出すときに、一緒に採れ、蜂蜜と蜜蝋を分離させたもの。

融点:62〜64度C

 

未精製と精製があり、

精製は香りと色がなく、別の香りや色を付けたい場合には精製された蜜蝋を使うが、精製されて薬品臭がするものがある。

未精製は黄色をしており、これは花のおしべの花粉の色です。香りは素晴らしい。

特に弊社が輸入しているアイオワビーズワックスは未精製で、色、香り共に実に優れている。

石けんへの使用

石けんを固くする。

石けんを作るときに他の油脂と混ぜると、鹸化時間の短縮になります。

これは蜜蝋がいち早く鹸化され、他の油脂と苛性ソーダ水の乳化作用を起こすからです。

蜜蝋だけに苛性ソーダ水を入れると、瞬時に鹸化され、石膏の様な石けんになる。

(蜜蝋の融点が高いという理由で硬くなり、鹸化が早くなることはないとの説もあるが、これは蜜蝋単体石けんを作ったことがないからと思える)

化粧品としての使用

クリーム基材、口紅基材、

 

ピーナツオイル(落花生油)

原産地:ブラジル、西インド  現在はアメリカ、アフリカ、インド、中国、千葉県(日本)などで栽培されている。

花は地上で咲き、花が枯れるとその茎が地面へ伸び、その実は地下で出来ます。

ピーナツ一粒の約40%が油です。

ミネラル(鉄、マグネシウム、カルシウム、亜鉛)含有が多く、マッサージオイル基材として使われることが多い。

発火点が高く、フライにも使用出来る。

落花生にアレルギーのある人は使わないこと。乳幼児にもあまりお勧めしません。

 

昔は奴隷の食料であった。

圧搾絞りがほとんどで、残りは動物の飼料となる。

精製には高温が使用されるのでビタミン、ミネラルはほとんど残っていないので、出来るだけ未精製を使いたい。

含有ビタミン

経口治療特性

関節炎の痛みを和らげます。

石けんへの使用

泡立ちは良。10%〜20%。

 

 


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