私たちの身の回りの植物油は精製されたものが多いです。
原産地あるいは後進国では未精製を使い、先進国では精製品を多く使います。
例をとりますと、
アフリカやアジアの原産地では赤いパームオイルを単にパームオイルといいます。
先進国では赤いパームオイルを精製して白くしたものをパームオイルといい、
原料である赤いパームオイルをレッドパームオイルといって区別します。
精製をしていないパームオイル(赤いパームオイル)は
カロチンを多く含み、ビタミンAを補給してくれます。
地肌の老化防止、傷の修復、地肌の若返りの効用があります。
しかし、精製されて白くなったパーム油には
そのような効用はほとんどありません。
このようなことはどの植物油にも言えます。
弊社の推奨する生シアバターには効用成分は11%含まれますが、
精製されてしまえば、効用成分は2%に減ってしまいます。(弊社調べ)
ヤシ油も未精製のものには
火傷の治療、抜け毛や白髪の予防、腎臓結石の溶解作用などがありますが、
精製されたものにはこの作用はほとんどありません。
マッサージやアロマセラピーには精製された植物油は適しません。
しかし、
このように精製されたものばかりを好んできたのは私たちです。
これを私はある意味で現代病と思っています。
精製したものは見た目がきれい。手に取るとクリームのようだ。 ざらざらしない。いつ買っても、色は同じ。硬さもおなじ。
このような表面的なことだけに私たちは目を向けてしまいました。
あらためて、油脂の本当の良さを体感しませんか。
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