下記のご質問メールをいただきまして、私は以下のような回答をさせて頂きましたので、ご参考にして頂ければと思います。
>> 初めまして、○○○と申します。
>> 私と、子供達がアトピーでお風呂に入ると体がちくちくする!!と よく子供たちがいっています。クエン酸>>を入れるといいよと小耳にしましたので お風呂→クエン酸で検索してみますと貴サイトに出会えました。
>> 今、薬局で購入したものが家にありリンスようにのみ使っていますが>> お風呂に入れるのに本当によ>>いものならば、こちらで購入させて頂くと 大変お安いなぁ。。とビックリしてます。
>> ところで、お伺いしたいのですが、本当にお風呂にいれてアトピー肌に効果が あるのかしら?とゆう点で>>す。
>> お風呂の塩素除去?に役立つのでしょうか? お時間のございます時に、よろしければ教えて頂ければ>>大変ありがたいです。
>> 宜しくお願い致します。
お子様がアトピーとのことで、大変ご心配のここと思います。
何歳におなりか判りませんが、出来るだけ早く治まって頂けますようお祈り致します。
また、きっと良くなられますので、焦らす(ご本人様はおつらいでしょうが)ご家族様も一緒になって頑張って頂きたいと思います。
クエン酸はアトピーに良いと思います。
水道水は場所によって変わりますがpH値は6.6から6.8ほどです。人肌の値は5.5です。
ですから、水道水は重アトピーなどの敏感肌の方にすれば少しきついかもしれません。
お湯約25リットルに対してクエン酸約1gを入れて頂ければ人肌のpH値5.5に近づきます。
お風呂の浴槽の内側縦横とお湯の深さをセンチメートルで計って頂き、それを1000で割り、更に25で割って頂ければクエン酸のグラム数が出ますので、それを入れてください。
たとえば
浴槽が縦60センチ×横90センチ×お湯の深さ45センチ=243000
243000÷1000÷25=9.72g(クエン酸の量)
これよりも少ない目が良いか、多めがよいかは入浴されましてお母様の感覚で増減して頂ければ
良いと思います。
アトピー、ぜんそく、じんましん、などは免疫抗体が作用していると私は思っています。
免疫とは一度、体に害のあるもの(抗原)が体内に侵入した時に、次回同じものが進入した場合に備えて抗体が出来ます。
これは各リンパ球から出来ました免疫T細胞と言います。このT細胞が抗原を感知し、体各所粘膜下に点在するマスト細胞に抗原と戦うためのヒスタミンを出す指令を致します。
ところが、この免疫T細胞が誤った感知あるいは指令を出してしまい、マスト細胞が体に害のないものまでに対してヒスタミンを出してしまいます。
これがアレルギーの基本であると思います。
そしてこの免疫T細胞は合成洗剤によって、細胞変性(細胞の性質が変えられてしまうこと)の報告が三重大学の某(名前は忘れました)教授から報告されたことがあります。
この資料は前科学技術省に保管されているそうですが、労働厚生省はこれを取り上げることはしておりません。
合成界面活性剤(石けんは単なる界面活性剤ですので、合成界面活性剤と分けられます。)の主な特徴はタンパク質の溶解、変性及び浸透吸着作用です。
タンパク質の溶解作用を応用したものに、農薬、殺虫剤、殺菌剤があります。これは虫の体に着いた合成界面活性剤は体のシワからなどから進入し、体内タンパク質を溶かし、虫や、幼虫、細菌まで殺します。
また、この基本的には同類合成系面活性剤を応用したものに液体シャンプー、リンス、トリートメントなどがあります。
髪につやがでるシャンプーやリンスはこのタンパク質溶解浸透吸着作用を利用しているものです。つまりタンパク質破壊作用により、生まれたままの自然な髪の表面を合成界面活性剤は溶かします。
溶かしたところに浸透し、吸着します。それで髪はワックスがかかったようにつややかになるのです。このワックスをはがしてみると、キューティクルは合成界面活性剤によってすでにぼろぼろになっています。。
ぼろぼろなところに更にシャンプーやトリートメントなどを塗り続けているわけです。
これと同じように地肌も髪と同様にタンパク質で出来ていますので髪に合成界面活性剤がしみこむと同じように(これはテレビのコマーシャルによっても判りますが、見る人によって受け止め方が違うのです。)地肌へも合成界面活性剤はしみこんでゆきます。しみこんだところではタンパク質を溶解し、更に浸透します。早いものでは24時間で血管を突き抜け、体内を巡り、肝臓に到達します。
これは動物実験(マウスはかわいそうですが)で明らかにされています。
女性の場合、子宮にも届きます。男性の場合は精嚢にも届きます。そこでも合成系面活性剤は作用をし続け、細胞の変性に関わり、生まれる子供の体質まで変えてしまい、生まれた子供の免疫作用の誤動作に発展します。
これがアレルギーだと一部の学者から報告されており、私は納得致しております。
日本にアメリカから合成界面活性剤が入ってきたのは昭和22、23年頃でその数年後から日本でアトピーが増えだしたのです。
今後、お子様には合成界面活性剤はいっさい使わないこと、合成のシャンプー、リンス、トリートメント、台所用合成洗剤、洗濯用合成洗剤などはおやめになられることを私はお願い致します。
アトピーだからといいまして、アトピー用の合成洗剤(シャンプーやボディーソープ、はやりの弱酸性シャンプー)などを使いましても、これはやはり同じ合成界面活性剤ですので、皮膚のシワや傷口から必ずしみこみ、アトピーを刺激することはありましても治ってゆくことはありません。
いくらすすぎましても、綿の肌着には洗濯用合成洗剤は残っております。
私も肌が弱く、ワイシャツを合成洗剤で洗いますと、首周りが切れるほど痛みます。石けんで洗ったものは痛みません。
石けんは弱アルカリでありましても、使ったときに皮膚のアカと遭遇して、中和されますし、吸着せずに、すぐに水で洗い流されます。洗剤はすべて石けんをお使い下さい。
また、目にしみない合成シャンプーが出ていまして、目にしみないから皮膚にもいいものと思われますが、中性であるためにあまりしみないのです。しみないから放っておくと、目の粘膜がタンパク質溶解作用でやられてしまいます。
石けんは目にはいるとしみますが、洗い流せば全く問題はありません。
アトピーがひどい部分がある場合は、その部分への石けんのご使用もお控え下さい。
ご飯炊きなどにお使いの水は出来るだけアルカリ水をお使い下さい。体内は弱アルカリです。肉を食べ過ぎると体は酸性に傾きます。
リンス用にクエン酸をお使いとかですが、洗面器いっぱいに約1g程度で十分です。また、クエン酸はスポーツ飲料にも配合されています。疲れや筋肉の疲労をとりますので、食後に小さじ一杯ほどを粉薬を飲まれる要領で、飲まれたらよいと思います。クエン酸は体内に入ると酢と同じようにアルカリに変わります。
クエン酸にはにおいのある酢酸が含まれておりませんのでお料理に少し入れられてもおいしいです。試しにおみそ汁にほんの少し(パラ程度)入れられるととてもおいしいですし、蜂蜜に混ぜてパンに塗られともおいしいです。牛乳にお砂糖と一緒に混ぜるとヨーグルトのような味がします。
長々と書きましたが、どうぞお子様のアトピーが早く治られますことを
お祈り申し上げます。
追伸、
クエン酸は値段の違いがありましても、労働厚生省の製品規格にパスしたものですので、どこで買われましても同じものです。
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